これはバンド業界についての会話だけれど、芸能界も似たようなものじゃないかと思っている。 ジャニーズ性加害問題で、社長になったり幹部になったり超売れっ子になったりした人が「自分はされていない」と言ったりするが、もしかしたら本当にされていないのかもしれないと考える所以だ。 同じ人間でも人によって見せる面が違うことがある。自分自身も経験がある。見る人によって、扱われ方の違いによって、相手が悪魔にも天使にも見える。 商品として価値があるかどうか。それを見抜く才能に長けた人たちが商品を仕分けし、その価値によって扱いを決める。傷をつけていいかどうかを決める。 狂っている。その狂気が日常になっているのがあの業界なんだと思う。 ジャニー氏の性加害によって大きなトラウマを背負わされ、酷い扱いを受け続けた被害者の方々への救済措置がまっとうに行われることを心から願う。そして、芸能関係に進みたいと夢や希望を持つ全ての子どもたち、若者は1人の人間であって、人間として彼らを守ることは業界の義務であり、それを踏み躙っては業界の未来も無いのだと、あの世界におられる諸氏にはその心を忘れずに持ち続けていただければと願う。