◆栄養学賞:電気刺激を用いた箸やストローが人の味覚をどのように変えるかを調べた実験 明治大学の宮下芳明教授と東京大学の中村宏美特任准教授に、栄養学賞が贈られました。日本人の受賞は2007年から17年連続となります。宮下教授と中村特任准教授は、味覚を電気で操作する仕組みについて研究を行っており、2016年には電気で味覚を操作して塩分を感じさせるフォークを開発しています…
明治大学 総合数理学部 宮下芳明教授らがイグ・ノーベル賞(栄養学)を受賞|明治大学 https://www.meiji.ac.jp/koho/press/2023/ignobelprize.html 2023年09月15日 明治大学 受賞対象となった研究(論文) 今回のイグ・ノーベル賞(栄養学)の受賞は、宮下芳明教授と当時 明治大学大学院博士前期課程に所属していた中村裕美特任准教授が2011年に発表した論文「Augmented Gustation using Electricity」に対するものです。この論文は、微弱な電流を流すストロー・箸・フォークによって飲食物の味を変えて食体験の味覚を拡張するビジョンを掲げたものでした。この論文は、2021年にも、発表後10年間、多く引用され広くインパクトを与えた論文に与えられる「Lasting Impact Award」をAugmented Humans 2021で受賞しています。※1