「授業料は全員無料」理事長が100億円集めて開いた異色の高専は授業も斬新だった 起業家の育成を目指す「神山まるごと高専」 | 47NEWS https://nordot.app/1071994314163372533 Published 2023/09/17 11:00 (JST) 緑の山に囲まれ川の清流に心が癒やされる自然豊かな徳島県神山町。今年4月、この人口5千人に満たない町に、私立「神山まるごと高専」が誕生した。高専としては19年ぶりの新設校で、コンセプトは「テクノロジーとデザイン、起業家精神を一度に学ぶ」。理事長が企業から集めた100億円を元に人件費などを賄い、授業料は全学生無料。校歌は歌手のUAさんが作詞し、音楽家坂本龍一さんが亡くなる直前に作曲した。斬新な取り組みを次々に打ち出す異色の高専はいったいどんな授業をしているのか。中学3年向けに開かれたサマースクールを取材した…
▽100回以上のプレゼンで企業から集めた100億円 神山まるごと高専は全寮制で、授業料は全学生無料だ。狙いは「多様性」のある学生を集めることだ。学校の創設者で運営法人の理事長の寺田親弘さんは、名刺管理サービス会社「Sansan(サンサン)」(東京)の社長も務める。 寺田さんは、この高専で学んだ学生たちが「モノをつくる力で、コトを起こす人」となり、日本、社会、未来を変えていくことを目指し学校をつくった。「家庭環境にかかわらず本校を目指せる。(学生の)多様性からイノベーションが生まれることを期待したい」と語る…