「日本がアジアのハブ空港の地位を占めることのできなかった本当の理由は、成田空港が予定した空港規模を実現できなかったことにあると、私は考えています。住民の反対を押し切って工事を進め、開港を急いだ結果、今も予定通りの空港規模にはなっていません。 反面、ミュンヘンの新空港は、住民への説明を丁寧に行いました。その結果、開港は随分と遅くなりましたが、今、フランクフルトに次ぐ、ドイツ第2のハブ空港になっています。目先の結果を急いだあまり、将来の大きな利益を失ったのが日本のケースに思われます。」 「ミュンヘン新空港と成田空港は、同時期に計画されたものですが、全く異なる道のりを辿っています。ミュンヘンは社会的合意に20年以上の歳月を費やした結果、計画通りの空港を完成させました。一方、成田は反対運動の中で着工した結果、住民との激しいぶつかり合いがあり工事の見通しが全く立たない状況が長く続きました。」 自民党政権は昔からダメだったということがよくわかる。 https://note.com/ohsakaseiji/n/n08c65a37894f
「ミュンヘン新空港の建設が成功した要因として、建設工事よりも社会的合意を優先させたことにあると言われています。ミュンヘンでは「ナリタを繰り返すな」が教訓だったとも言われ、とにかく合意に時間をかけました。 その結果、開港は成田よりも14年も遅れましたが、計画通りの完全な形で開港しました。しかし成田は今も計画通りの規模になっていません。14年の差が、日本にとっては取り返すことのできない負の遺産になっています。目先の成果にこだわり過ぎて、将来が見えなかったとしか言いようがありません。 その時々の政治家の判断が、将来に与える影響は極めて大きいのです。私は町長時代からこのミュンヘンと成田のことをいつも念頭におきながら仕事をしています。」 これが立憲民主党の逢坂さんと自民党の違い。 https://note.com/ohsakaseiji/n/n08c65a37894f