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 赤木さん「あまりに酷い判決」森友公文書改ざん 国に文書開示認めず 原告控訴の意向|MBSニュース https://www.mbs.jp/news/kansainews/20230914/GE00052366.shtml

2023/09/14 15:03

森友学園をめぐる公文書の改ざんをめぐり、財務省が検察に任意で提出した文書などが”不開示”とされたことを争う裁判で、大阪地裁は先ほど、原告の赤木雅子さんの請求を退け”不開示決定”は妥当だとする判決を言い渡しました。判決後に原告の赤木さんは次のようにコメントし、控訴する意向を示しました。
 
 
(赤木雅子さんのコメント)「あまりに酷い判決でした。理由が国の主張通りでした。国と裁判官はグルなのでしょうか?理由を聞いているとショックで耳に膜がかかったようになりました。控訴はします」
 
 
財務省近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)は、森友学園をめぐる決裁文書の改ざんを強いられ2018年に自殺。妻の雅子さんは改ざんの指示系統を知るため、検察の捜査の際に財務省が任意で提出した文書などを開示するよう求めましたが、財務省は文書が”存在するかどうか”も明らかにせず不開示としました… 
 雅子さんは2021年、不開示決定を取り消すよう求めて大阪地裁に訴えを起こしました。

裁判の中で国側は、「捜査機関の手の内にある情報が推測されかねず、将来の捜査に支障を及ぼすおそれがある」などと主張し、訴えを退けるよう求めていました。

▼大阪地裁「将来の事件に影響がある恐れがある」赤木さんの訴え退ける

14日、大阪地裁は、「文書の存否が明らかになることで、捜査事項や捜査機関の関心事項が推知され、将来の事件に影響がある恐れがある」として、国の決定を適法だとし、雅子さん側の訴えを退けました。9月14日の判決を聞いた原告の赤木さんは、法廷内で崩れ落ちるように床に倒れこみました。

▼判決を聞いた赤木さん法廷内で倒れこむ

9月14日の判決を聞いた原告の赤木さんは、法廷内で崩れ落ちるように床に倒れこみました。その後傍聴していた支援者らに水やスポーツドリンクを渡されていました。

傍聴人が法廷から出た後は、弁護団によると、法廷横の控室で座って休んでいるということです。意識ははっきりしているものの、体の力が抜けてしまっている状態だといい、判決が相当ショックだったとみられるということです…