試食専門店の仕組みはこうだ。来店客は入店後、気になる商品が見つかれば、その商品の前に置かれた「試食カード」を手に取る。それを店内のスタッフに渡すと、スタッフから試食分を乗せたトレーを渡され、その場で飲食することができる。基本的に試食できる商品の種類に制限はないが、同じ商品の試食は1回まで。店内には「試食スペース」があり、椅子に座ってゆっくりと商品を吟味できる。 試食後には、性別や年代、味や価格の評価、自由記述などを紙のアンケートにまとめて回答する。必須ではないが、試食をした人のほぼ100%が回答してくれているという。 試食した商品が気に入れば、もちろんその場で購入することもできる。試食カードをレジに持っていき、現物を手渡してもらうのが一つ。もう一つが、自分のスマートフォンなどで、試食カードに記載された2次元コード(QRコード)を読み取って当該商品を提供するメーカーやメグダイのECサイトに飛び、そこから購入するというものだ。この一連の過程で1人当たりの店頭滞在時間は10~15分ほどとなる…