『少子化対策へ消費税増税「有力な選択肢」 経団連が提言』 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA11A1P0R10C23A9000000/ 消費税は収入のとても少ない人や、生活のとても苦しい人も払わなければならない。 その税を増やすべきだというのなら、まず自分たちがどのくらい多く分担するつもりがあるのかはっきりさせてから言うべきだ。そうして初めてこちらもさらなる消費税増税の是非もまともに検討することができる。そうでない限り一笑に付してお断りする。 私は税を呪いだとは思っていない。私たちが生きる環境としての国や社会を支える原資を多少なりとも分担することは名誉ですらあるだろう。それならなぜその名誉を暮らしが普通か厳しめの人たちには過分に与える一方で、多くの資金を持つ人が相対的に過小にしか担おうとしないのか。 名誉などかなぐり捨てるという人のことはそういう人として扱わなくてはいけない。どれだけお金があろうと義務感や責任感が伴っていないような人間がああしろこうしろと言っている場合には、それとは違うことをした方がいいのは明らかだ。