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視標「処理水放出」 実施は中止すべきだ 東電が長期保管を 京都大複合原子力科学研究所研究員 今中哲二
https://www.at-s.com/sp/news/article/national/1302746.html 
 一部抜粋
>これ以上タンクを設置する場所がないというのであれば、約10キロ離れた場所に廃炉が決まった福島第2原発がある。ALPSで除去できないトリチウムの半減期は12年なので、その10倍の120年たてば放射能の強さは千分の1に減衰し、もう120年たてば100万分の1になって自然界レベルと同じになる。
>福島事故で1~3号機の三つの原子炉がメルトダウンを起こし、溶融燃料で原子炉容器の底が抜け、燃料デブリが格納容器の底に堆積した。原発事故が厄介なのは、デブリが発熱を続けていることだ。この熱を冷却するため、今でも各原子炉で大量の注水が続けられている。
 デブリに触れて汚染された水は、壊れた格納容器から建屋の地下に流れ込み、外から入ってきた地下水と合流して汚染水となる。汚染水はポンプでくみ上げて地上タンクに保管されてきた。
>第1原発で保管する放射性廃水量は現在約134万立方メートルで、タンクの残りの容量は3万立方メートルだそうだ。だが、第1原発敷地内でもタンクの増設はまだまだ可能だ。
 政府・東電がやるべきは、まずは海洋放出を中止して関係者の意見を聞き、同時に地下水の流入を防ぐ頑丈な遮水壁を、壊れた原子炉の周りに設置して根本的な流入防止対策を進めることだ。
https://www.at-s.com/sp/news/article/national/1302746.html