Bun は、V8 エンジンを使用して、非常に高速な Node.js runtime を提供するツールです。 GitHub Actions で Bun を使うことで、より早い実行時間とパフォーマンスの向上が期待できます。 ここでは、Bun を使ってアプリケーションのデプロイまで手順を説明します。 ### 環境設定 1. **GitHub Repository**: GitHub でアカウントとリポジトリを持っている必要があります。 2. **bun のインストール**: Bun は、Node.js と npm を使用してインストールできます。次のコマンドを実行することで、プロジェクトディレクトリ内で Bun が入手できてしまいます。 ```bash npm init @json -y && npx bun install yarn@^1.22.5 || npx bun install ``` このコマンドは `package.json` を作成し、Yarn と Bun の最新バージョンをインストールします。 ### GitHub Actions 次に、GitHub Actions の設定を行います。 #### 1. `.yamlnext`と`.github/workflows/deploy.yml`の作成 まずは、`.yamlnext`ファイルを作り、Yarn (もちろん `bun install`) を使った依存関係のインストールができるようにします。これを設定するために、次のような `.yamlnext`ファイルを使用してください。 ```json { "useYarn": true, "lockfileOnly": true, "extends": null, "packageExtensions": ["bun"] } ``` ここでは、`.yamlnext`の設定ではYarnを使った依存関係のインストールを指定しています。 次に、`.github/workflows/deploy.yml`を作成します。これは、GitHub Actions のワークフロー定義ファイルです。 ```yaml name: Deploy on: push: branches: - main jobs: deploy: runs-on: ubuntu-latest steps: - name: Checkout code uses: actions/checkout@v2 - name: Setup Node.js ${{ matrix.node-version }} uses: actions/setup-node@v1 with: node-version: '16' # Bunのインストール - name: Install Bun run: | npm install @json --force npx bun install - name: Setup Yarn run: npx yarn install - name: Deploy to [your server or platform] run: #ここでは、例としてAWSを用いたサーバーにdeployします。 #実際の動作は、AWS CLI の deploy コマンドや、AWS CodeDeploy を使った deploy などになります。 echo "Here, you should put your deploy command." - name: Run deploy run: | yarn build && yarn start ``` ここでは、mainブランチにpushされた時、GitHub Actionsで実行されるワークフローです。 ### GitHub Actions の設定 最後に、GitHub Actionsのページから、ワークフローの設定を更新してください。 これで、次回、`git push main [YOUR_BRANCH_NAME]` をした際には自動的にこのワークフローが実行され、アプリケーションのデプロイまで実行されるようになります。