いやもちろん私もだからと言って「なんかがんばってくれてはるみたいやし」みたいな支持をねらって宣伝した方がいいという気はないですよ。ただ、批評と広告という文化はトリッキーで、「でもあの○○党に政権担当能力は無理でしょ?」みたいな文言がいかに中身がなくてもひはんできちゃう。「あの」とつけることで何か特定のニュアンスが実態のないままそれぞれ勝手な受け取り方でシェアされ、問題点が語られなければ語られないほど「現政権はどうか、何をして来たか」にフォーカスされることはないままイメージ付けだけを押し通せてしまうのだから。
クリシェの領域だなあというものを引用するのも気が引けるけど敢えて引用するなら「シーザーを理解するためにシーザーである必要はない」みたいなやつですかね…わからないからゆだねたいのであって、わかれー!っていう圧があるとちょっときついというか、もちろんそれは市民として有権者として無責任なんだろうし処理能力低くて恐縮だしほんとに申し訳ないんだけど、私は信頼できる専門家にお任せしたいのですよね…で、どんな人なら任せられると思えるかっていうと、他人の領域にずかずか入らないこと、媚びないこと退かないこと(あれどっかで聞いたような…)、理論だてて考えかつ思考が柔軟であること。こういう点がちゃんと見える人は信頼する。