伊藤条太|卓球コラムニスト アジア大会の女子シングルスで日本選手が決勝に進出するのは、1994年広島大会で優勝した小山ちれ以来ですが、小山は中国からの帰化選手でした。何智麗として中国・上海に生まれ、アジア大会で銀メダル、アジア選手権で金メダル3個、世界選手権で金メダルを獲って引退した後、日本に帰化し、30歳のときに現役の中国選手をごぼう抜きしてアジア大会で優勝した化け物中の化け物選手でした。この小山を除くと、アジア大会に中国が参加を始めた1974年以降、日本選手が決勝のコートに立つのは史上初です。それどころか、決勝のコートに立った中国以外の選手は小山の他には鄭賢淑(韓国)、帖雅娜(香港)の2人しかおらず、その他はすべての大会で中国選手の同士討ちでした。もちろん小山以外はすべて中国選手が優勝しています。これは、中国がこの大会を最重要に位置づけていることの表れであり、それゆえに早田の活躍は途方もない偉業と言えます… https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/itojota/comments/6d67ecd3-fd57-4a61-ba46-6639236dac62