■「文春裁判」も全局がスルー こうしたテレビ局の“右へ倣え体質”は昔も今も変わらず。20年前の「文春裁判」の判決確定の際、日刊ゲンダイは、2004年2月28日付紙面で「ジ****のセクハラ裁判をほおかむりするテレビ局の腰砕けぶり」の見出しで、芸能評論家の肥留間正明氏(今年2月に逝去)の「芸能界でホモセクハラが裁判になったのは異例。真実と認められたのも初めてで、これは社会的な事件」というコメントとともに報じたが、テレビ局は完全スルー。 この“右へ倣え”のスタンスが被害の拡大につながったことをテレビは猛省して自己検証すべきだ…