「マイノリティは学問へのアクセスが奪われていること」に関して.幸いにして、現時点での日本は、児童は学校に行く時間を犠牲にして働いて家族を養うという状況にないし、そもそも児童労働は禁止されている。だから、すくなくとも義務教育は受けることができる。 そう考えると、まずは義務教育の充実かなあ。 問題はその後。身近に高等教育に行った人がいないと、ロールモデルが見えないので教育を受けることの意義が周囲に見えづらく、本人が希望しても理解してもらえない。同じ能力でも周囲がみな大卒かそれ以上だと子供は大学まで行くのは当然と思っているけれど、そうでない子は大学に進学するということを想定していない人生をぼんやりと考えていることが多い。 でも、今、そして将来の社会って、大卒の学歴が当然の社会になっていくと思う。その中で、自らのバックグランドに関わらず、進学できる体制を作ることは必須。まずは奨学金、在学中の経済状況を確保し、入学時の納入金の免除制度を拡充し、同時に進学準備段階の改善も検討する。必ずしも塾や家庭教師ではないけれど、勉強できる状況を確保すること。 進学以外も重要。図書館を充実させ、オンライン環境を充実させ・・・。お金かかるけど,これらの投資は、絶対,将来、報われる投資だと思う。