円安一時1ドル=150円にまで進んだとのこと。
また長期国債金利も上がり続づけている。(つまり国債価格は下落)。
東証株価も下がり続け、現在3万円前後。
今の状態では「暴落 crash」とまでは言えない。
しかし、東証平均、第二次安部政権成立時は1万8千円前後。
日本経済の実力は当時よりさらに低下。これで株価が3万円越えは常識ではあり得ない。
アベノミクスとは日銀の量的緩和によって、官製相場を1万5千円ほど挙げたこと。
勿論この状態が続く筈がない。日経などは現在の傾向を米国の高金利政策のせいにしているが、これは構造的な問題なので、いずれ「バブル」がはじけるのは避けられない。
日銀も基本、緊縮の出口をさぐっている。となると、あとは家計貯蓄を株式市場に投入させるしかない。
というわけで、ここのところ頻りに資産運用と副業キャンペーンが行われている。
しかし労働者側から見ると、賃金ではなく、投機と副業で家計の帳尻を合わせろ、ということだからこんなべらぼうな話はない。
しかし現在の日本の世帯の3割近くは金融資産ゼロ。
中間層がなけなしの「貯金」を投機に回して暴落したら、老後の生活は?
竹中平蔵などは「年金廃止、90歳まで生きたければ90歳まで働け」と吠えているが・・・