強豪チアリーダーチームで起きた衝撃の事件 アメリカでは、信じられないディープフェイク事件が衝撃を呼んだ。舞台となったのは、田舎町の強豪チアリーダーチーム。チーム内競争も激しいエリート女子集団だ。コロナ禍の夏、10万人のSNSフォロワーを誇る16歳のブロンド選手、マディの喫煙映像がコーチのもとへ届けられた。差出人不明の密告により追放処分の危機に瀕した彼女は、驚きと恐怖で号泣したという。 「あのビデオに映ってるのは私じゃない。でも誰にも信じてもらえない。証拠があるって言われるから…でも、あれは絶対に捏造」。 マディを信じた母親は、ビデオを警察に通報。さらに、ほかの親たちとともに、合計4人のチアリーダーが嫌がらせ被害を報告した。1ヶ月ものあいだ、見知らぬ電話番号からの脅迫、さらには少女たちの非行を偽造したディープフェイクが届きつづけていたのだという警察は、回線を調べることで、一人の容疑者を逮捕した。その正体とは、チア軍団エースたるアリーの母親、ラファエラだった。 こうして「ディープフェイク・ママ」が全国ニュースになった…