初めての“障害者の投票率”調査 見えた課題は 東京・狛江 2023年8月10日 https://www3.nhk.or.jp/news/special/minnanosenkyo/column_41.html “「文字が書けない、読みにくい」 当事者に話を聞くと、投票の困難さがわかります。” “松本さんも代理投票で投票したことはありますが、とにかく大変だったと話します。 代理投票の場合、投票所の担当者に候補者や政党の名前を耳打ちしたり、記載台の前に貼ってある一覧の中から指でさしたりして、意思を伝えます。 しかし松本さんは障害の影響で声を出しづらく、耳打ちするような小さな声では伝えることは難しいのです。” “専門家 「全国でも同様の調査を」“ “狛江市によると今回の調査は、自治体が保有する「投票者の情報」と「障害者手帳の情報」とを、個人情報保護法にのっとって照らし合わせて分析したもので、そのための制度をつくったり、予算をかけたりしたものではないとのことです。” “今回お話を聞いた松本さんは、「投票環境が整備されていくことは、私たちのためだけではありません。今後、皆さんや皆さんの家族が体などが不自由になるかもしれません。そうしたときに制度が整っていれば、不自由なく投票ができます。そう考えてほしいです」と話していました。 この問題を多くの人が自分の事として考えて、誰もが大きな困難なく投票できる環境整備に向けて取り組みが進んでいくよう、今後も取材を進めていきたいと思います。”