最近、学生の時に周囲が言っていた「科学的な事実」と、今の世の中での、自然科学の専門家が言っている「科学的事実」が場合によっては正反対なのに驚愕している。放射能しかり、爆弾しかり、そしてワクチンやら、ある種のがんやら。 あのとき学生の時に周囲が言っていた「論」って、何が根拠だったんだろう。今の論は、あのときの論をどうひきついでいるんだろう?繋がっているのか、過去を否定して乗り越えてきているのか。 それに、リスクの評価、政策対応もか割ってきている。「猛毒」でも管理されていて、一般的な暴露の可能性が低い場合(例えば、きちんと管理された工場で使われる薬品など)と、毒性は低くとも一般的な暴露の可能性が高い場合(例えば,農薬など)では、後者のほうがリスクは高い。そのリスク評価を政策対応の基準に使うようになっているんだよね。だから、以前は「その物質の毒性」で評価されていたのが、「その物質の人体健康へのリスク」で評価されて許容範囲が変わっている可能性もあるのかな。