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 「ハーフ」の私が受けてきたマイクロアグレッションの数々。MeToo運動とかジャニー氏糾弾している性的犯罪の被害者らや伊藤詩織さんとかの勇気を見ると、自分がずーっと我慢してきたことの病理に気づく。日本でもアメリカでも受けてきた。日本で受けた1番酷いのは、慶應大学の先輩女性。社会人の彼女からある日電話があり、「フランス人の婚約者がいるけれど、混血の子供を産むべきか産まないべきか二人で迷っている。貴女は産まれて来て良かったと思うか」って聞かれたこと。私は当時高校生。この非常識な女性は父の慶應大学でのスペイン語講座の履修生で、うちに新年会できたことがあり、一回しか会ったことがないのに、上記のような質問をしてもOKだと思ったらしい。
米国では、ハーバードの大学院寮初日、自己紹介セッションで「スペインと日本のミックスです」って言ったら、みんな一斉に乗り出して私の顔をシゲシゲと眺めてた。「アメリカって全然人種のるつぼじゃないんだ」とびっくり。意地悪な慶應大学の先生が、私がハーバード進学することをやっかんでか、「貴女なんて米国に言ったら、エキゾチックでもなんでもなく普通で誰も特別扱いしない」って言われてたけど、実情は違った。笑。