インボイス制度は、デイビッド・アトキンス氏などが日本の生産性が低いのは零細企業が多い為、とか言ってるのに乗った面もあるのではないか?消費税免税処置は実質的な「補助金」という見方もできるので、これをなくし、「生産性の低い」零細には廃業して貰うことで、生産性をたかめる、ということ。しかし、アトキンス氏は賃金をもっと上げろ、とも言っている。
日本の賃金レベルを上げないで、零細を締め上げるだけでは、フリーランスや個人タクシー運転手や小さな業者は潰れて、低賃金労働者になるしかない。となると稼ぎが落ちても自営でやっていく人も多いだろう。いずれにせよ労働生産者は上がらない。零細業者は国民保険しかないケースが殆ど。なので、正規雇用者のように早く引退できない。タクシー運転手の高齢化を見ればわかる。年金制度の問題で、高齢の低賃金労働者は増え、女性の就業率上昇も正規雇用から外れた低賃金労働者の増大に繋がった日本。で、低賃金労働者数の拡大で、生産性が低い大手が利潤を確保してのさばるだけ。
人的資本に投資せず、自民党保守体制にぶら下がってる既得権益団体だけを守ってきた長期政権。そのツケも弱者にだけ押し付けられているのが現状。