■神野直彦 日本人の人間観に足りないのは連帯。金銭的なインセンティブでしか動かないと考えられている。しかしそれは本当ではない。 ■訓覇法子 育つとき、教育を受けるとき、働いているとき、体をこわしたとき、年をとったときなど、あらゆる年齢や場面で再分配を受けていると、支払った税金がきちんと還元されているという意識が強まる すべての人が対等な価値をもつと考える 社会や歴史を変えていくのはそれを構成している人間 ■神野直彦 論難ではなく議論を。議論はそれぞれの論理を変化させて純化させることから成り立つ。 意見を交わしても関係が崩れないのが信頼感だ。 殺された障がい者の親は「あの子がいたから私は生きていけたんだ」と答えた。 ■訓覇法子 積極的な人間資本への投資(社会政策投資)は国の政府にしかできない。大きな政府が必要だ。 社会保険料は労使折半ではなく雇用主負担になっているぐらい労働運動が強い ■神野直彦 財政は事後的再分配 社会投資国家は事前的再分配。