尾中香尚里さんの2021年衆議院選挙に対する評価はうなずける 「野党やその支持者の皆さんは、メディアなどが「立憲惨敗」をあおるなかですっかり意気消沈していましたが、むしろ自民党側や、その側に立つ識者の方が、あの衆院選が持つ意味を理解していたと思います。今後、現実に再び政権交代が起き、自分たちが野党に転落する事態が発生してもおかしくない。彼らの方がそれを分かっています。 だからこそ彼らは「野党は批判ばかりだから負けた」とか「敗因は野党「共闘」」とか、さらには「立憲はオワコン、次の野党第一党は維新」など、根拠不明の評価を無理矢理増幅させて、野党の勢いを削ぐことに躍起になったのです。」 (『野党第1党』P.218)