『首相官邸の会議に呼ばれたのに「期待外れで終わりそう」 政府の認知症対策 当事者と岸田首相の思いにズレ』 「鎌田氏ら8人の当事者や学識者の発言はわずか3分ずつで、追加発言は2人だけが認められた。鎌田氏は短い時間で、介護を家族だけに押しつけず社会全体で担う必要性を訴えたという。」 「首相はあいさつの冒頭で「皆さま方のご意見は今後、十分に政策などに反映させていただきたい」と述べたものの、その後に触れたのは、承認されたばかりの認知症治療薬「レカネマブ」の提供体制整備、新たな治療薬開発の推進、身寄りのない高齢者の身元保証問題の解決—の3点。当事者たちが求めた「共生社会」や「介護の社会化」への言及はなかった。」 「認知症施策に詳しい日本医療政策機構の栗田駿一郎シニアマネージャーは「セレモニーというか、国家プロジェクトとして取り組むことをお披露目するための会議なのだろう。当事者と認識の齟齬(そご)があったのではないか」と指摘する。」 「やってる感」でごまかす政治を続けていては問題は悪化するだけ。 https://www.tokyo-np.co.jp/article/283075