『発達障害かと思ったら統合失調症の一部でした』
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こどもの頃から体のだるさ、感情の起伏の激しさなどに悩まされていた漫画クリエイター遠藤一同。友人が発達障害の診断を受け服薬を始めて「楽になった」ということばを頼りに、自分も精神科を受診してみて判明したのが本タイトル!
日本で「発達障害」という語が法的に定められたのが2004年だそうで(ごめんここちょっとまだ詳しくはないんだけど!)、
最近、発達障害を扱うコンテンツなども増えてきたけど、逆にこういう「発達障害じゃない」ケースも出てくる頃合いなんだな、と過渡期であることを感じます。
本書の中で語られるこどものころのエピソードや状態は、聞くだけだと発達障害だと思ってしまう(ADHD当事者が読んでも)んだけど、症状として同じ状態でも、薬に違いが出るのできちんとした医師に診断されてなにより!と他人事ながら安堵。
精神科医のQ&Aも豊富についているので、「発達障害?精神疾患?」と疑ったら手に取ってみてもいいかも。
印象に残ったのは「通院してくる8~9割の人が発達障害でも精神疾患でもなくただ内気なだけ」という精神科の見解。私なんかは、内気なだけで通院まで考えるほどツライ社会がどうかと思う・・・とか思うんだけども。